重量物のトータルプロバイダー[命を守る現場の知恵-重量工事現場における熱中症対策] | 武蔵ロジスティクス株式会社
2025.07.02
武蔵ロジスティクス株式会社は「いい仕事を 誠意と 創意と 人の和で」を社訓として、
お客様に喜んでいただける仕事をご提供出来るよう、社員一丸となって精進しております!
記録的な暑さ 更新中💦
年々過酷さを増す日本の夏。今夏もすでに猛暑が続き、炎天下や高温多湿の工場内で作業する重量工事従事者にとって、熱中症は「命に関わる重大リスク」です。
特に大型機械の搬入・設置・据付工事といった重量工事では、長時間にわたる体力負荷と、空調が効かない環境での作業が重なり、作業員の健康はもちろん、現場の安全・品質等にも大きな影響を及ぼします。
今回は今年、法改正により義務化された熱中症対策と、実際に現場で起こっている取り組みを紹介いたします。
なぜ今、熱中症対策が「義務化」されたのか?
ここ数年、猛暑の影響により職場での熱中症による労災が急増しています。厚生労働省の発表によると、2024年の「熱中症による休業4日以上の労働災害件数」は1,195件と、10年前(2015年:464件)の2倍以上に増加しています。
2025年6月1日から、労働安全衛生規則が改正され、「一定条件下の作業において熱中症対策が義務化」されました。熱中症の予防と早期対応が、法律によって明文化されたことで、全ての作業現場が対策の徹底を求められるようになりました。
対象となるのは
・気温31度以上または暑さ指数「WBGT」が28以上の環境
・作業時間が1時間以上連続または1日4時間以上の作業を行うケース
重量工事作業における熱中症のリスク
①屋外作業では、強い直射日光と機材からの放熱で、体感温度は40度を超えることもある
②工場内でも換気不足、機械熱により、温度・湿度が上昇
③荷物の運搬、据付、玉掛作業など作業員の全身動作が多く、体内温度の上昇が早い
現場で行っている対策・管理者の役割
作業管理:こまめな休憩、シフト制の導入
健康管理:毎日の体調確認、水分・塩分の配布
装 備:空調服の配布、クールインナーの着用
安全対策:熱中症の初期症状、応急処置方法の周知徹底
管理者としての役割としては
・現場において熱中症の兆候を発見したら即時報告・対処する体制の整備
・救急搬送の判断を含めた対応フローを現場に掲示
・作業員、協力会社へも教育と周知徹底を行う
まとめ
「健康第一」こそ「安全第一」に繋がることです。命を守るためには、組織全体での熱中症対策の仕組みが不可欠です。暑さの中で働くスタッフが、少しでも安心して作業できるよう、管理側の意識も必要になります。
最前線の現場に携わるスタッフへ深い敬意を込めて、安全な夏を共に乗り切りましょう!
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