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履歴書【職歴欄】正しい書き方は?期間や複数ある場合の記載方法を解説!

2025.08.21
  • コラム

履歴書作成前に知っておきたい!派遣社員の職務経歴の基本

派遣社員の職歴を履歴書に書く際のポイント

派遣で働いた経験を履歴書に書く場合、派遣元(派遣会社)と派遣先(実際に勤務した企業)の両方を記載することが必要です。一般的に、以下のようなフォーマットで記入します。

  • 派遣元:株式会社〇〇から派遣
  • 派遣先:〇〇株式会社にて勤務

入社日や退職日については、派遣会社への登録日や派遣契約の終了日を記載します。契約期間が満了した場合は、その旨を明記することがポイントです。また、担当した業務内容を具体的に書くことで、採用担当者にあなたのスキルや経験が伝わりやすくなります。

職歴欄に記載する内容は、簡潔にまとめることが重要です。詳細な情報は職務経歴書に書くのが一般的です。履歴書では、職種や勤務期間、企業名、そして業務内容の概要を記載します。

職歴欄に記入する「派遣元」と「派遣先」の違い

派遣元と派遣先の違いを理解しておくことも大切です。

派遣元は、あなたが登録した人材派遣会社のことで、雇用関係を結ぶ会社です。給与の支払いや社会保険の手続き、キャリアアップの支援など、働く上でのサポートを行います。例えば、「株式会社○○」から派遣された場合、この会社が派遣元となります。

一方、派遣先は、あなたが実際に仕事を行う企業や部署を指します。派遣元と派遣契約を結んでおり、派遣社員に業務の指示を行う会社です。職務経歴を記載する際は、派遣先の企業名と業務内容を必ず書かきましょう。

派遣社員の職歴欄の書き方【ケース別の例文付き】

派遣社員の職歴は、働き方によってさまざまなパターンがあります。あなたのキャリアに合った書き方を紹介します。

【ケース1】1つの派遣会社に複数回登録している場合

同じ派遣会社から、異なる企業で複数の就業経験がある場合は、就業期間ごとに分けて記載します。

例:
20XX年4月 株式会社ABCより派遣登録
20XX年5月 株式会社XYZにて事務業務に従事(派遣契約満了)
20XX年10月 株式会社DEFにて営業事務に従事(派遣契約満了)

このように、それぞれの就業期間と担当した業務を具体的に書くことが重要です。

【ケース2】複数の派遣会社に登録している場合

複数の派遣会社に登録して働いた経験がある場合は、派遣元ごとに職歴をまとめて書くと分かりやすいです。

例:
20XX年4月 株式会社ABCより派遣登録
20XX年5月 株式会社XYZにて事務業務に従事(派遣契約満了)
20XX年11月 株式会社DEFにて営業事務に従事(派遣契約満了)
20XX年12月 株式会社GHIに登録
20XX年1月 株式会社JKLにて経理業務に従事(現在就業中)

派遣会社の登録日を記載することで、空白期間なく仕事を探していたことを伝えることができます。

【ケース3】派遣から正社員に転職したい場合

派遣社員から正社員への転職を目指す場合、職歴欄はアピールのチャンスです。派遣での経験を通じて得たスキルや知識を活かし、正社員として貢献できることを示しましょう。

例:
20XX年4月 株式会社ABCより派遣登録
20XX年5月 株式会社XYZにて営業事務に従事
(売上管理、見積もり作成、顧客対応を担当。Excelスキルを活かし、業務効率化に貢献)
20XX年11月 派遣契約満了

このように業務内容に加え、実績や身につけたスキルを具体的に記載することが重要です。正社員への転職では、志望動機や自己PRをしっかりと書くことも忘れずに。

【ケース4】ITエンジニアがアピールしたい場合

IT系のエンジニアの方は、携わったプロジェクトの詳細を記載することで、専門スキルを効果的にアピールできます。

例:
20XX年4月 株式会社ABCより派遣登録
20XX年5月 某大手企業プロジェクトに参画
(Web開発エンジニアとしてWebサイトのフロントエンド開発を担当。使用言語:Java、JavaScript)
20XX年11月 派遣契約満了

プロジェクト内容、担当業務、使用技術(言語、ツール、フレームワークなど)を明確に書くと、採用担当者があなたのスキルを評価しやすくなります。守秘義務に関わる情報は書かないよう注意しましょう。

派遣の仕事探しは、多忙な中で行うと大きなストレスになります。特に、未経験の職種に挑戦する場合や、プライベートとの両立を考えている方にとって、自分に合った求人を見つけるのは大変です。そんな時は「ジモクル」にご相談ください。あなたの希望を丁寧にヒアリングし、健康保険や社会保険が完備された安心して働ける職場、正社員登用制度がある企業など、長期的なキャリア形成を見据えた働き方をサポートします。

派遣社員の職務経歴で書類選考を突破するための3つのコツ

書類選考を突破するためには、いくつかの工夫が必要です。以下で紹介するコツを活かして、書類の完成度をアップさせましょう。

【コツ1】担当業務の具体的な内容を記載する

「事務」と一言で書いても、担当業務は多岐にわたります。例えば、「一般事務」と書く代わりに、「電話応対、来客対応、書類作成、データ入力」のように詳細を書くと、採用担当者があなたの能力を具体的にイメージできます。

【コツ2】派遣期間は正確に記入する

派遣就業の期間は、正確に書くようにしましょう。「20XX年4月1日から20XX年10月31日まで」のように年月日を明記し、契約が終了した場合は「契約満了により退職」と記載します。「一身上の都合」といった退職理由は不要です。

【コツ3】採用担当者に伝わる表現を意識する

企業の採用担当者は、あなたの職歴を見て、入社後の働きをイメージします。業務内容を羅列するだけでなく、「〇〇を効率化し、□□%の時間短縮に貢献」のように実績を示すことで、評価につながります。

よくある疑問を解決!派遣社員の履歴書に関するFAQ

履歴書作成に関するよくある質問にお答えします。

Q. 履歴書に職歴が書ききれない場合はどうすればいい?

職歴が多すぎて履歴書のスペースが足りない場合は、すべてを書かなくても問題ありません。応募する企業が求めている人材に合った経験を優先して記載しましょう。「詳細は職務経歴書に記載」と添えることで、採用担当者に伝わります。

Q. 契約期間が満了していない場合はどう書く?

現在も派遣で働いている場合は、職歴欄の期間に「現在に至る」と記載し、「就業中」や「就業予定」と書くことで状況を伝えます。例:「20XX年4月 株式会社XYZにて勤務(現在に至る)」

まとめ

履歴書の作成は、転職活動の第一歩です。職歴を正しく記載し、自分の経験やスキルを最大限にアピールすることで、書類選考の通過率を高めることが可能です。

この記事が、あなたの履歴書作成の一助となれば幸いです。履歴書が完成したら、次は求人探しです。派遣会社のサイトや求人情報サイトを活用して、あなたに合った仕事を探してみてください。


執筆者:家チカで働こう! ジモクル
(武蔵ロジスティクス株式会社 人材サービスグループ)
宮崎 純一
〒143-0004
東京都大田区昭和島1丁目2番8号 昭和島ロジテムセンター
TEL:0120-200-450

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