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派遣社員が休む時の連絡マナー、当日の欠勤から有給休暇まで徹底解説

2025.06.20
  • コラム

派遣社員が「休む」ときの基本ルールとは

派遣先と派遣元、どちらに連絡する?その違いと流れを解説

派遣社員が休む場合、まず大切なのは「誰に・いつ・どのように連絡するか」です。基本的には、就業先(派遣先)の担当者と、自分が登録している派遣会社の両方に連絡を入れる必要があります。出勤予定時間よりも早めに連絡するのが望ましく、遅くとも始業前には連絡するのがマナーです。

連絡方法は、電話が基本とされていることが多いですが、派遣会社や派遣先によってはメールやチャットでの報告を認めている場合もあります。自分の契約時に案内されたルールを確認しておくことが大切です。

休み連絡のタイミング|何時までに・どんな方法で伝える?

派遣社員が休みを伝えるタイミングについては、「いつ・どうやって」がとても重要になります。まず、連絡は出勤予定時間の前までに行うのが基本です。具体的には、就業開始の1時間前には連絡しておくと、派遣先も対応しやすくなります。例えば9時始業なら、少なくとも8時には連絡を入れるのが望ましいとされています。

多くの場合、派遣先よりもまずは派遣会社へ連絡するように求められています。派遣会社が状況を把握したうえで、派遣先への連絡や調整を行うためです。ただし、契約時に「先に派遣先に連絡を」と指定されている場合は、それに従うことが必要です。体調不良などで急を要する場合でも、連絡が遅れると「無断欠勤」と捉えられてしまうことがあります。起き上がれないような状態であっても、家族などに頼んで連絡してもらうなど、何らかの形で連絡を入れる努力が求められます。

当日欠勤になったときの正しい連絡方法

体調不良で仕事を休むとき|伝え方のコツと悪印象を避ける言い方

派遣社員として勤務している場合、当日欠勤が必要になったときは、まず派遣元の担当者へできるだけ早く電話で連絡を入れることが大切です。体調不良や家庭の事情など、やむを得ない理由で出勤できないことがわかった時点で、始業前までに連絡するよう心がけましょう。伝える内容としては、「欠勤する理由」「病院に行く必要があるかどうか」「復帰の見込み」などを簡潔に伝えましょう。派遣先への直接連絡は、派遣元からの指示がない限り、自分の判断では行わないようにします。また、どうしても本人が電話できない場合には、家族など代理の人から連絡してもらうことも可能です。欠勤の連絡をしたあとは、派遣元の担当者からの指示を待ち、必要に応じて病院の受診や証明書の提出などの対応を行ってください。

電話・メールの例文付き|当日連絡でもスムーズに伝えるポイント

電話をかける際には、はじめに自分の名前と所属(派遣先名など)を伝え、そのうえで欠勤の理由と、いつごろ復帰できそうかを伝えます。無理に詳細を語る必要はありませんが、最低限の情報は相手が把握できるように伝えるのがマナーです。たとえば、体調不良であれば「今朝から発熱があり、体調が優れないため、本日は欠勤させていただきたいです。明日の朝、様子を見て再度ご連絡します」といった形で伝えるとスムーズです。相手が忙しい朝の時間帯であることを意識し、短く明確な伝え方を心がけましょう。

【メール例文】

件名:本日(6月20日)の欠勤連絡/〇〇(氏名)

お世話になっております。派遣スタッフの〇〇です。
本日朝より体調不良(発熱と咳)の症状が出ており、勤務が難しいため欠勤させていただきたくご連絡差し上げました。
明日の体調を見て、あらためてご連絡いたします。
急なご連絡となり申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。

予定していた休みを取るときの注意点

有給休暇を申請するタイミングと方法【派遣会社に確認しよう】

申請するタイミングについて。一般的には、休暇を取りたい日の少なくとも1〜2週間前までに申し出るのが望ましいとされています。急な申請では調整が難しいこともあるため、できるだけ早めに伝えるようにしましょう。業務の都合や就業先の繁忙期なども考慮し、余裕を持った相談を心がけることがポイントです。

次に、申請の方法についてです。多くの派遣会社では、専用の申請書やWeb上の申請フォームなどが用意されています。まずは自分の営業担当に「有給を取りたい」と一言伝えるのが第一歩。その際、「いつ」「何日間」取りたいのかを明確に伝えると、スムーズに話が進みます。

休みを理由に契約更新へ影響する可能性はある?

こんな休み方はNG|クビや契約終了になるケースと対策

まず最も問題なのは、連絡なしで突然休むことです。いわゆる「無断欠勤」は、職場に大きな迷惑をかけるだけでなく、「もう来る気がない」と判断されてしまう可能性もあります。特に派遣や契約社員などの立場では、就業規則に基づき1日でも無断欠勤すれば即契約終了となるケースもあります。

次に注意が必要なのが、休む理由に一貫性がない場合です。たとえば、「体調が悪い」と言っていたのに、SNSで遊びに出かけている様子を投稿していたなど、事実と異なる情報が確認されると、信用を失ってしまいます。会社側は「嘘をつかれた」と受け取り、その後の関係に大きなヒビが入ることになります。

また、あまりにも頻繁に休むケースも問題視されやすいです。毎週のように月曜日や金曜日に休む、出勤予定だった繁忙日に限って休むなど、意図的ではなくても「やる気がないのでは?」と思われてしまう可能性があります。

上手な「伝え方」で周囲との関係も良好に保つ方法

周囲のスタッフや上司に良い印象を与えるためには、日頃の気配りや感謝の言葉も重要です。「今後のために、他のスタッフにも早めに共有しておきます」など、配ろうという姿勢が職場の評価を左右します。

そして、もし長期的に休みが必要な場合や、心身の状態が不安定なときは、上司や人事に相談することも大切です。状況に応じて配慮を受けられる可能性もあるため、自分ひとりで抱え込まず、信頼できる相手に打ち明ける勇気が大切です。

執筆者:家チカで働こう! ジモクル
(武蔵ロジスティクス株式会社 人材サービスグループ)
菅原 隆
〒143-0004
東京都大田区昭和島1丁目2番8号 昭和島ロジテムセンター
TEL:0120-200-450

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